デイサービスの仕事内容と特徴を知る

送迎から仕事が始まります

デイサービスでの仕事のひとつに送迎サービスがあります。足腰が悪いお年寄りや車いす利用者の多くが、デイサービスが用意するリフト付きの車での送迎サービスを利用しています。外出が困難だった人もデイサービスの送迎サービスにより容易に外に遊びに行くことができます。外の世界に触れることで視野が広がり、様々なことにチャレンジしようという気力が出てきます。家の中と違い、送迎中に見る景色は季節により移り変わって行きます。四季の美しい景色を見ることで社会性を取り戻すきっかけをつかめる人もいます。
高齢者の方、足腰が不自由な人を送迎するため、介護スタッフは気を配る必要があります。雨の日には濡れないように車に乗降できるような配慮が必要です。

健康チェックや昼食、レクリエーションの時間

デイサービスの施設では健康チェックを行います。血圧、体温、脈拍などの基本的なデータを取り、状態を診ます。看護師がいるデイサービスでは、看護師が健康チェックを担当し、いない場合は介護士が健康チェックを担当します。医師に心身の調子の変調具合を知ってもらうために毎日同じ時間に利用者の記録を取ることが大切です。
昼食のあるデイサービスでは、昼食を提供し、実費で料金を取ります。一人で食事をする機会が多い高齢者の方も、利用者みんなで食事をとれるため感想を言い合えるなど楽しい時間になります。昼食後は個室でゆっくりと過ごしてもらいます。自宅とは違い、誰かの目があるデイサービスでは安心して休んでもらえます。
食事と静養が済んだら、リハビリ用の体操をしたり、レクリエーションを行います。レクリエーションの参考図書として「お年寄りとコミュニケーションが深まる!楽しく盛り上がるレクリエーション100」を紹介します。

デイサービスで働く方の参考になるよう、利用者と行う様々なレクリエーションが紹介されています。

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また、レクリエーション時間が終わる午後3時頃に美味しいおやつを提供するのも一般的です。

その他の様々なサービス

デイサービスによっては入浴ができる設備があります。希望者がいる場合、介護スタッフが入浴の介護を行います。利用者の状態により介護の大変さは変わりますので、ケアマネージャーなど現場の責任者に判断を仰ぎます。栄養改善の必要がある人には、管理栄養士による個別のメニューの提案などのサービスがあります。歯科衛生士などによる歯磨きの指導や、発声を良くするための口腔運動、飲み込みの力を維持するための訓練なども行われることがあります。さらに理学療法士や看護師による機能訓練も行われることがあります。
デイサービスは利用者が楽しめて、ご家族が安心して介護を休む時間を作ることができることが大切です。そのための細やかな気遣いをデイサービスのスタッフは心掛けるようにしましょう。